
2025.03月の料理
どびん蒸し風のお吸いもの
入学や就職といったハレの日に最適の一品です。白身魚の刺し身と、香りの良い三つ葉を器に入れ、エノキを加えて煮立たせただしを注ぎ入れるだけ。土瓶型の食器を使えばお祝いの席に華を添えてくれます。ふた付き椀に装うと長崎の卓袱料理の「おひれ」としても利用できます。

材料(4人分) |
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タイの刺し身 | 12切れ |
塩 | 少々 |
エノキ | 1/2パック |
三つ葉 | 4本 |
ユズ(くし切り) | 4切れ |
水 | 700cc |
焼きあごだしうすいろ | 大さじ5 |
塩 | 少々 |
日本酒 | 大さじ1 |
レシピ
[1] 刺し身の両面に軽く塩を振り、器に入れます。
[2] エノキは石づきを除いて、手でほぐします。
[3] 鍋に水とだししょうゆを入れて火にかけます。煮立ったら塩と日本酒を加え、エノキを入れます。
[4] [1]に[3]を注ぎ、結んだ三つ葉を加えてふたをし、ユズを添えます。
技ありポイント
●ふたの付いている器に入れ、香りを存分に楽しみましょう。
●風味を生かすためエノキは洗わずに火にかけます。
●紅白のかまぼこや餅、豆腐を入れるのもお薦めです。

教えてくれた人
脇山順子 さん
長崎市在住。料理研究家。長年、地元・長崎の食文化を多くの人に伝えています。長崎の豊富な水産物をPRする「魚のまち長崎応援女子会」メンバーの1人。