2020.11月の料理

白ネギのジューシー焼き鳥丼

今回の旬の野菜は丸々とした白ネギ。白い部分はぶつ切りにして火を通し、とろ〜っと柔らかく。葉の部分も残さず全て活用します。切り方を工夫すれば、食感と風味が生かされ、盛り付けにも色を添えてくれます。ネギの甘みと辛み、両方が味わえるレシピです。

レシピ

[1]白ネギは長さ３cmのぶつ切りに。葉の部分は、縦半分に切ってから斜め切りにします。

[2]鶏モモ肉は余分な脂を取り除き、ひと口大に切ります。

[3]フライパンの外側にネギの白い部分を並べ、中央部に砂糖を振り、その上に鶏モモ肉の皮目を下にして入れます。中火にかけ、きつね色になるまで焼きます。

[4]寄せ鍋つゆを入れ、鶏モモ肉とネギを裏返します。

[5][4]に水と片栗粉を混ぜたもの、ネギの葉の部分を入れます。ふたをして弱火にし、沸騰後４、５分火を通します。

[6]器にご飯を盛り、[5]と卵黄を乗せ、七味唐辛子を振ります。

●白ネギの葉の部分は、まず縦半分に切ると食べやすくなります。
●少量の砂糖で鶏肉が香ばしくなり、フライパンなのに焼き鳥風に。
●ネギの葉の部分をフライパンに入れる時、鶏肉の上に乗せることで蒸され、色鮮やかに仕上がります。

教えてくれた人

加藤良依さん

長崎市在住。「野菜と乾物研究所」主宰。野菜ソムリエ、かんぶつマエストロなどの資格を所持。食育講座や料理教室を行っています。野菜や果物を主としたヘルシーで簡単な家庭料理を紹介します。ブログは「野菜と乾物研究所」で検索を。

おいしい旬野菜

白ネギ

長崎県産は１０月下旬から３月までが旬。巻が強く締まっているもの、緑の部分が肉厚なものが良質の証です。寒くなると甘みが強くなってきます。フライパンに油をひき、塩コショウで焼くだけで甘みを生かした１品に。

＜使用調味料紹介＞

九州だし寄せ鍋つゆ

長崎県産焼きあご、対馬産原木しいたけ、鹿児島県産かつお節、大分県産干しえび、4つの九州産だし原料を使用した鍋の定番「寄せ鍋のつゆ」です。オーソドックスながらも、贅沢で奥深い味わいをお楽しみいただけます。